ほんの虫
読んだ本をきままに紹介します。

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「嫉妬の香り」辻仁成

辻仁成といえば、言わずと知れたミポリンの
旦那さんです。
以前に、芥川賞受賞作の「海峡の光」を
読んだことがあります。
芥川賞というだけあって、近頃流行の読みやすい
小説とはちがって結構堅い文章でした。

で、今回の「嫉妬の香り」ですが、これもやっぱり
堅めの文章で出てくる言葉とかが難しいものがありました。
タイトル通り、この小説は嫉妬と香りがテーマになっています。
嫉妬をきっかけに不倫に陥り、泥沼へと転落していく男性が主人公ですが、
その転落ぶりはすさまじく、悲惨です。
嫉妬は人生を狂わすという見本のようです。

香りについては、女性の体臭と香水とアロマテラピーがでてきます。
男性をひきつける体臭ってどんなんでしょう。ムスクっぽいそうですが。
香水はゲランの”ジャルダン・バガテール”。上品な大人の香りだそうです。
自分の香りともいうべきものを探してみたくなりました。

濃厚な割にはよみやすい恋愛小説でした。
ハッピーな人より、恋人との関係にマンネリを感じてる方が
反面教師として読んでみるのもいいんじゃないかと思います。

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