ほんの虫
読んだ本をきままに紹介します。

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「北欧デザイン テキスタイルとグラフィック」渡部千春

北欧のデザインのテキスタイルとグラフィックが系統立てられて
デザイナーごとに記述されています。
デザイナーの略歴とその作品が数点カラー写真で掲載されており、
実際にどんなデザインをしたのかがわかります。
全体を通しても3分の2けらいは作品の写真なので見るだけでも楽しめます。

北欧デザインをみて、やっぱりアメリカンとはちがうなぁというのが
素人目にもわかります。
シンプルでクール。

IKEAにでも行ってみたくなりました。

北欧デザイン〈3〉テキスタイルとグラフィック北欧デザイン〈3〉テキスタイルとグラフィック
(2004/03/01)
渡部 千春

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


「夜明けの街で」東野圭吾

不倫する奴なんて馬鹿だ。そう思っていた40ちょい前の妻子持ち主人公が
職場に新しく来た派遣の30そこそこの訳あり独身女性との不倫に
ずるずるとはまっていきます。
その不倫に至る経過、はまり方がかなかリアルで、また不倫相手の女性の
心情にも同感できます。
こうやって、不倫て始まり、はまっていくんだろうなぁと実感できました。
この不倫話だけだと東野圭吾ではなくなってしまうので
もちろんミステリーの部分があります。
不倫相手の女性の訳ありとは、
15年前に彼女の実家で強盗殺人事件が起き、まだその犯人が逮捕されておらず、
そして唯一現場に居合わせた彼女が警察に疑われており、
彼女も時効を待ち望んでいることです。
そんな状況でも、彼は妻子を捨て、彼女を選ぶ決断をして
その時効の日に臨むんですが、そこでどんでん返しが。
多少の真相は彼女の告白前に想像はつくのですが、
その想像を超える真実が語られます。
彼女の固い意志はあっぱれです。

不倫て女性がOKなら簡単に始まりそうな気がしました。
不倫する奴なんて馬鹿だ。
そう思っている浮気なんかしたことないっていう世の男性、
ぜひご一読を。

夜明けの街で夜明けの街で
(2007/07)
東野 圭吾

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「斜陽」太宰治

太宰の名をよく耳にするなぁと思ったら、今年は生誕100年だったんですね。
10月も終わりだっていうのに気づくの遅すぎ。
太宰治は「走れメロス」しか読んだことなくて、それもこれは教科書で。
太宰ってなんだか暗いという強烈なイメージがあって遠ざかっていました。
だって、タイトルからして「人間失格」とか「斜陽」とか。。。

でも、今回は「斜陽」の1ページ目を読んでみて文章が平易だったので
読むことにしました。平易というだけでなくそれはそれはとてもお上品な言葉遣いなのです。
この本は戦争により没落していく貴族のそれぞれの生き様が
描かれています。お上品でおっとりしたお母様、30過ぎの出戻りの娘、
戦争から戻った薬中の弟。

生活が苦しくなる中、お母様の死により、娘は恋に生きることを決意し、
一方弟は人生に希望を見出せなくなっていきます。
貴族の生まれではないけれども、弟には共感できます。
人種としては同じ系統かも。

 生きていたい人だけは、生きるがよい。

斜陽 (新潮文庫)斜陽 (新潮文庫)
(1950/11)
太宰 治

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「行方不明者」折原一

折原一の本を読むのは初めてです。
読んでると謎の部分が多くて、それが読者をどんどん引っ張っていきます。
でもね、この本構成がとっても難しいんです。
がっつり読んでても???になるくらいなので通勤途中に
ちょこちょこ読むのはお勧めできません。

なぜそんなにわからないかというと
まず、一人称の文章が2種類でてきます。
私と僕。
そして客観描写もあり、計3種類の文章が混在しています。
それよりも問題なのは文章が時系列に並んでいないことです。
ある一家の突然の全員蒸発=行方不明者の事件が発生し、
それを調べに私が登場。
その文章の後に僕の痴漢冤罪事件が書かれています。
最初の私と僕と始まりの時点がすでにずれています。
僕の痴漢冤罪事件は蒸発事件のだいぶ前なのです。
その上、過去や回顧の記述がはさまってます。
このように本に書かれている順にできごとがおきている訳ではないので
今読んでいる文章の時点がいつなのか注意する必要があります。

それから、登場人物達の殺人のハードルが低すぎる気がします。
ちょっと安易というか短絡的なのが少し残念です。

この本は2度読みをお奨めします。
1度読んでよくわからなくても、もう1度読むとそういうことだったのかぁと
いろいろ発見できてずっとおもしろくなります。

行方不明者 (文春文庫)行方不明者 (文春文庫)
(2009/09/04)
折原 一

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